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2007/11/08

家具はどのくらいもつ??

素朴な疑問、、、、。

「家具はどのぐらい持つんだろう?」

俗にアンティーク家具と呼ばれるもので、
よくオークションやディーラーの所で見られるのは
せいぜい16世紀の物ぐらいから。

仮にこれを椅子に限定してみる。

しかし、本当に王様が座る椅子を除けば、今の形の
椅子になったのはほんの、ここ400年ぐらい。
それ以前は、基本的にスツールと呼ばれる背もたれ
無しの物。そこから背ずりがついて、今の形になる。

その頃の素材といえばオークが主。しかし、まだ糊は
使わず、ホゾ組みにペグ。流行がウォルナットに変わり、
マホガニーに変わるが構造的には、ホゾ組みに膠で
の接着。場所によっては螺子を使うが、基本的には
稀。ただし、ウォルナットの木は、虫に食われやすい
せいで、あまり座れる状態の物が残っていないのが
現実。マホガニーはしっかりした木なので、乱暴に使用
されない限りは大丈夫。

そう考えると、木の椅子はしっかりメンテされる限りは
いつまでも使えることになる。大概は膠が50年ほどで
結晶化し粘着力が無くなるので、その度に綺麗にして
また接着してあげれば良い訳で、何と経済的な!!

そう椅子が壊れる原因の、主要因は人間側にあるという
ことを肝に銘じておかなければいけない。

ただし、これはしっかり作られたホゾ組み(ダボ組みでは
ない)の椅子に限る。

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