Furniture Woods
ファニチャー・ウッズ~家具で使う木~
古来、家具は基本的に、木で作られてきた。
石や、鋳物、20世紀に入ってからの金属、
合金、プラスティック、アクリル、、、、、、
等の例外はあるが、加工し易い点、強度の点、
手に入り易い点、耐久性の点、どれをとっても、
木と言う素材が一番家具製作に適しているように
思える。
当たり前のことだが、人はそこに生えている木を
切り、乾燥させ、製材し、家具を作る。古くは
エジプトの時代、彼らはアカシアやイチジクの木
を使った。ルネッサンス期の大航海時代を迎えるまで
は、もの凄く小さな範囲での木材の輸入、輸出が
おこなわれていた。
それが、一挙にワールド・ワイドに広がる。
北南アメリカ大陸から大量の様々な木が輸入されだし、
一挙に家具は華やかになる。イギリスを例に上げる
なら、それまでは、オークや楡(エルム)を基調と
した、かなりダークな感じの仕上げ、もちろん木材
の保存の為の仕上げという、意味合いもあるが、
せいぜい茶色という色の範疇から出る物ではなかった
のが一挙にカラフルに、家具に色がつくのである。
一番、最近出版の家具の木関連の本で、Prestel社から
出ている「Furniture Woods」という本を見てみると、
広葉樹25種類、針葉樹5種類が掲載されている。
木の種類は以下である。
広葉樹
Amaranth(アマランス、パープルハート)
Amboina-wood(アンボイナ)
Ash(西洋トネリコ)
Beech(ブナ)
Birch(カバ)
Boxwood(ツゲ)
Cherry(桜)
Chestnut(栗)
Ebony(黒檀)
Elm(楡)
Lemon Tree(レモン・ツリー)
Lime(ライム)
Mahogany(マホガニー)
Maple(楓)
Oak(オーク)
Olive(オリーブ)
Pear(梨)
Plane(プレーン?)
Plum(スモモ)
Poplar(ポプラ)
Rosewood(ローズウッド、紫檀)
Satinwood(サテンウッド)
Teak(チーク)
Walnut(胡桃)
Wenge(ウェンジ)
針葉樹
Fir(樅)
Larch(唐松)
Pine(松)
Spruce(蝦夷松)
Yew(櫟)
さあ、いくつ見たことがありますか??
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