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2008/01/08

漆塗り提げ重箱

漆塗りの提げ重箱。

 

黒漆のバックに金、銀を使った平蒔絵、高蒔絵、梨地の装飾。
江戸の中期頃の物。

 

日の当たる所にディスプレイしてあったのか、埃に
恐らく蜘蛛の糞。上の黒漆の色が透けた赤茶のように
見える。

 

日本の国立美術館ではかつて、蒸留水にアンモニアを
一滴垂らした溶剤をクリーニング用に使用していた
そうである。(今、現在はわかりません。)

 

基本的に漆器の保管の仕方が違う日本と西洋。使ったら、
しっかり洗い、水気を拭き取り、布に包んでしまう日本と、
どうだーっ、とばかりに部屋に飾ってしまう西洋。扱いが
違うから当然かもしれないが、紫外線が、漆を変質させて
しまうのに気付いたのは西洋人が先のよう。変質した
漆は本来水に対する耐性が強いはずなのに、水に溶け
出してしまう。

 

水という物質は修復において、もっとも基本のクリーニングの
溶剤である。蜘蛛の糞は恐らく温かい水で、あっという間に
溶けてしまうだろう。埃も取れる。しかし、漆面に対しても
損害を与えることになる。そのため、他のクリーニング溶剤
の一つ、White Spirits(パラフィンの一種)を使うことになる。
これに、洗剤(専用の物)を混ぜて、ちまちまと仕事が進む。

 

誰か、劣化した漆面の一番良いクリーニング方法知りませんか??

 

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