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2008/01/20

Snakewood

スネークウッド(Piratinera guianensis

たまたま、先日、ロンドンの某オークション・ハウスで珍しい物を
見つけた。スネークウッドを使った、チャールズ2世の時代の
チェスト(Chest of Drawers)。

家具の装飾にスネークウッドが使われているのを生で見るのは
これで2度目。これも、17世紀後半のキャビネット
(Cabinet on Stand)上部の引き出しの正面以外の所で使われ
ていたものである。その当時(今でもそうだが)、スネークウッド
は黒檀を含むどんな木よりも単価が高かったという。

南米はブラジルの少し北、今現在のガイアナやスリナム、
フランス領ギアナのあたりで生息する木で、木自体は大きくなる
のだが、材として使えない白太の部分が非常に大きく、
労働の割には取れる材が少ない為割高になる。

15世紀末からのスペイン人、ポルトガル人の南米入植後、
フランス、イギリス、オランダも後を追いかける。当時
ワイルド・コーストと呼ばれていたその辺り、エル=ドラド伝説
もあり多くの国が関心を持っていたようだ。イギリスも16世紀初頭
から入植を試みるが長く続かず、1667年にオランダとの
ニューアムステルダム(現ニューヨーク)との交換で手を引く。
(まあ、その後、イギリスは帰って来てガイアナを我が物にする
のだが、それは後々の事、、、、。)

これが、スネークウッドが17世紀後半の家具にしか見られない
理由の1つである。あとは、作業のし難さ、硬く、不規則な目の為
加工の大変さ、そして高価であった事も影響しているのであろう。

今でも、ナイフの柄や杖として見ること出来る。

下記がスネークウッドをベニヤとして使ったチェスト。

Snakewood

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