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2008/01/05

Thonet

トーネット(イギリス人は得てしてソーネットと発音しますが)。

これだけ、巷のアンティーク屋さんで、見ることが出来ますが、
意外に、間違った説明を見かけます。

時々イギリス製という表記を見かけます。イギリスには工場を
持ってなかったトーネット。ですから基本的にはイギリス製
ではないのですが、最近では他の国で作っても、この国で
組み立てする限り、「Made in England」といえるらしいので、
そういう意味では、工場のあったオーストリア、ポーランドや
チェコで仮組みまで終わらせ、フラット・パックに積め、輸送し、
ロンドンの販売店で組み立てて売れば「Made in England」と
いえないこともないのですが、やはり違う気がします。

ただ、19世紀末までにヨーロッパ中に販売店を持っていた
(ウィーン、ブタペスト、パリ、ロンドン、ベルリン、ロッテルダム、
ハンブルグ、ブルノ)トーネット、いまだにそこここで見かけること
が出来、どこで作られたかというよりは、そこで使われていること
に大きな意味があるよう気がします。

さらにパテントの切れた1869年以降、J&J.KOHN社(1867年)、
FISCHEL社(1870年)等の会社が、曲げ木の椅子に手を付け始め
ます。日本でよく見かけるのは、大体20世紀以降の物、大まかな
デザインはさほど変わらないのですが、同じ品番でも19世紀の物
と20世紀の物では細かい点で少し違うようで、あえて言うなら
20世紀以降の物の方がやや簡略化されている感じでしょうか。

それより、凄いのはそのデザインが、いまだに作り続けられ、
いまだに人々に愛されているということ。ミヒャエル・トーネット
自身、自分のことをデザイナーと思ったいたかはわかりませんが、
受け継がれるデザインを生み出したという事はデザイナー冥利に
尽きると思います。

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