West Dean College
ウエスト・ディーン・カレッジ
先日、ウエスト・ディーン・カレッジの家具修復科のチューター
にあった。
僕が卒業したのが、99年だから、メールでのやり取りや、電話
では何度か話した事はあるが、面と向かって合うのは本当に
卒業以来8年ぶり。
このウエスト・ディーン・カレッジ、一昔前まではイギリスで家具
修復の学校と言えば、一目置かれた存在であった。しかし、今
では他の学校も力入れて来ていて、あまり抜き出た存在では
なくなった感じ。
彼はドイツ人である。が、基本的に語学体系が英語と似ている
せいか、あまり問題はないようである。ドイツ人が全てと言わな
いが、日本人に似て勤勉、彼の場合は勤勉すぎて、生徒と良く
軋轢を起こしていたのを思い出す。
悪い人ではないが、時に熱くなると、突っ走っていってしまうタイプ。
その彼から、コースで今度からMA(修士)が取れるようになったと
聞いた。これは大きいと思う。
とかく、古い修復士連中は学歴的なものに対しては「フン!!」と言う
態度であるが、世界的な傾向としては学歴なくしては修復士として
の未来は無いと言う感じになりつつある。
フランスなどでは、ある程度の学歴がないと、良い家具に触れなく
なってしまうらしい。
さらにもの凄く狭い世界であるが故に、学術的な面(どの
コンファレンスで発表しただのの事)が重視されてしまうのは
しょうがない事なのだろうか。
技術、学術両方に長けた人が、ベストだと思うのだが、、、。
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