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2008/04/11

技術の代価

技術の代価

Blog1

イギリス・ジョージ2世の時代のマホガニーのベルジェール
(Bergère、アーム(肘掛)の下側の部分が塞がれたタイプの
アームチェアー ←これに対して開いているのは普通
フォトゥーユ(Fauteuils)と呼ぶ、仏語)に付いているキャスター。

右がオリジナル、真鍮製の為、車輪の軸が入る穴の部分が
磨耗してもう使用不可。直すと言うよりは車輪自体の交換を
しなければいけない為、新しく2脚分8個のキャスターを発注した。

左が新しい物。古色仕上げで良い感じ。しかし、1つ、
25ポンド也(約5000円)。キャスター1つ、5000円。5000円あれば
イケアで椅子が一脚買えてしまう。高いのか? 安いのか?

オリジナルと完全に同じではない。が、この手の会社(イギリスに
3~4社)は昔のオリジナルのブラスのハンドル、ノブ、キャスター
のパーツから型を起こしているので、ほぼ同じような物が
いまだに手に入る。家具修復士にとってはいなくてはならない
存在。しかし、(恐らく)手作業での仕事である為、コストが、、、
高くつく。

ただ、この手のペアのベルジュール、オークションで3万ポンド
ぐらいのエステメートが付く物なので、それに較べると一脚に付き
100ポンドのキャスター代は微々たる物、、、、、。しかし、それでも
1つ25ポンドのキャスターと考えると、ちょっと尻込みしてしまうのは
私が庶民だからであろうか。

Blog2

上はキャスターが付いたとこ。

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コメント

昨日ヤフオクでブラスのキャスターが4つが3800円で落札された。狙っていたのだがねじ込むタイプで、ねじの所がプレス加工なので比較的新しいもの。1000円でも迷っている内にどんどん値が上がり諦めてしまった。
部品は予備と考えて買っておくと意外と使わないもの。ほしい時に多少高くても手に入るのは理想。日本でも取り寄せてくれる親切なところもあるが1個7500円と言われて絶句。だがこのブログを拝見して納得。
またひとつ勉強になりました。

金物はいつも厄介の種です。ストックにあるものと交換してしまうか、それとも作るか、作らせるか(オーダーメイド)?
どれをとっても、お金なり時間がかかってしまいます。今回は一脚に付き4つだから良いのですが、以前チェストのハンドル、エスカッチョンをオーダーした時はゆうに300ポンドを超えました、、、。

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