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2008/10/17

Prince of Wales's Feather

プリンス・オブ・ウェールズの羽根

今、現在、プリンス・オブ・ウェールズと言うと現英連邦王国の
エリザベス2世女王の長男チャールズ皇太子のことを思い
浮かべるだろう(もう今年還暦になるが、、、)。

そう、その皇太子、13世紀末のエドワード1世の時から、
次期王様である皇太子のことをプリンス・オブ・ウェールズと
呼ぶようになった。そしてダチョウの羽根3本を束ねた物に
金の王冠を冠した紋章がプリンス・オブ・ウェールズのシンボル
である。

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家具史上でこの3本の羽根(王冠は得てして省略される)が登場
するのは18世紀前半のジョージ1世の時と言われるが、一般に
広く登場するのは、家具デザイナーであるヘップルホワイト
(George Hepplewhite d.1786)の死後に出版された「家具職人と
椅子張り職人の為の指南書」(The Cabinet Maker and
Upholsterer's Guide)に3本の羽根を使ったデザインの椅子が
載ったジョージ3世の時代である。(下図右)

0035

人気が出たのはこれだけではなく、政治的は要素もあった。
その頃のプリンス・オブ・ウェールズはのちのジョージ4世、この
皇太子は父のジョージ3世に反してホイッグ党(自由党の前身、
現在は労働党の勢力拡大に伴い小政党へ)を支持。その
政権奪回の旗頭として、皇太子のシンボル、3本の羽根が
デザインとして多く使われるようになった。

デザインは椅子の背ずりだけでなく、ブックケースのペディメント、
キャビネット、ベッドの天蓋や鏡にまで及んだ。逆にいえば、この
デザインを見たら、ジョージ3世の時代に作られたものであること
が多い。



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