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2008/10/02

Superleggera Naked

裸のスーパーレジェラ

Superleggera1_2

あのイタリアのデザイナー、ジオ・ポンティ(Gio Ponti)の1957年に
リデザインした椅子。"Superleggera"、超軽量という名を持つこ
の椅子は、南イタリアの地元の椅子をリデザインしたものだという。

イギリスのカントリー・チェアにも相通ずるシンプルさ。リデザイン
されたものの貫は楕円だが、オリジナルはおそらく丸棒だったの
ではと思われる。

しかし、この椅子トネリコ材が主材だが、座面の部分はブナが使
われている。確かもともとは籐張りがスーパーレジェラの
オリジナルだったはず。この椅子は、タックスのあとが見えるように
もともとはフェイク・レザーが張ってあった。ゴム製のウェビング
(力布)の上に黄麻布、そして(ウレタン?)フォーム。もしかしたら、
この椅子は生地を張るように作られたために、ブナ材が初めから
使われたのかもしれない。

Superleggera2

写真は前足とその組み手を上から見た所。座面の前側の部材に
横から前足が接合されるようになっている。これによって、椅子の
一番のウイーク・ポイントの前後のガタが出やすいのを防いでい
る。さらに面白いことに、この椅子、膠が接着剤で使われている。
この年代の椅子であれば、強度の強いカゼイン系の物が
使われていてもおかしくない。座って、椅子全体がしなるのが
わかるぐらいだから、膠に若干の柔軟性を求めたということも
考えられる。

50年以上前にデザインされた椅子、ふと、ゴッホの絵に出てくる
作りの荒い、藺草(いぐさ)張りの椅子を思い出した。

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