« The Furniture History Society Annual Symposium 2009 | トップページ | ベニアと無垢板 »

2009/02/13

トーネットのこだわり

Thonet's Enthusiasm

たまたまあった2種類の、俗に言うカフェベントを較べてみた。

このデザインは、19世紀末にトーネット社がデザインした#221
の発展型だと思われる。背もたれの部分の材のせいで若干重く
なった感じは否めないが、雑多な人に座られる什器としての
椅子として耐久性は上がっている感じはする。

ただし座り心地は抜群に良い!!背中に当たるカーブが何とも
言えない。機能性を高くしても、こだわりは捨てきれない。

Blog4_2

右がポーランド製の物。製造者は不明。左が今は亡き
チェコスロバキア製のトーネットのカフェベントである。

ぱっと見はほぼ同じ。

しかし、、、、

Blog5

右がトーネット、左がポーランド製。

Blog6

これは右がポーランド製。左がトーネット製。ポーランド製が
足自体のカーブを補うためにやや前に飛び出る形で付いている
のに対し、トーネット製は足自体の曲げ自体で綺麗なカーブが
出ているので足自体は、座面に対してほぼ垂直に付いている。

Blog2

右がトーネット製。左がポーランド製。後脚を固定しているボルト
に注目。トーネット製のボルトはがっしり大きいうえに、緩むのを
防ぐためにベロが付いているワッシャーを使っている。

この時代は曲げ木に関する特許自体は無効になっているので
一つのデザインで作ると、周りもこぞってコピーしていたと想像
出来る。しかし、トーネットのこだわりまではコピーしきれなかった
様である。

追伸:このカフェベントがいつデザインされたものか知っている
人はご一報ください。

« The Furniture History Society Annual Symposium 2009 | トップページ | ベニアと無垢板 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: トーネットのこだわり:

» IDC 大塚家具 [IDC 大塚家具]
IDC大塚家具のような大きなショップは買うにしても買わないにしても多くの人が見ていると思いました。 [続きを読む]

« The Furniture History Society Annual Symposium 2009 | トップページ | ベニアと無垢板 »

フォト

instagram

2024年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ