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2009/03/07

LURASHELL

ルラシェル

1960年代頃に、不思議な椅子を作っていたメーカー。

多分イギリスの会社だと思うのだが、詳しいことはわからない。

Blog5

イームズのポリエステルをグラスファイバーで補強したシェル状
の椅子が、MoMA(Museum of Modern Art、
ニューヨーク近代美術館)で1948年に行われた「ローコスト家具
デザインコンペ」で発表されて以来、石油から作られる
プラスティック(合成樹脂)による造形は家具作家(デザイナー)に
新しい可能性をもたらした。

このロッキングチェアーもその一つ。その頃、流行していた
G-Plan(ジー・プラン)を彷彿させる、チーク製の木材部に、
プラスティックのシェル型の座面。いたって簡単な構造。シェル型
の裏には「Lurashell」のスタンプ。同じシェル型を用いた色々な
ヴァージョンが存在していて、金属製の4つ脚だったり、回転する
物だったりと様々。

このロッキング・チェアーはかなりレア。と言うよりは、構造上の
問題により木部が壊れてしまって、あまり現存していないという
のが正直な所か。フィンガージョイントの良く出来た接合も、
悲しいかな60年代以降に普及したセントラル・ヒーティングに
よる室内の極度の乾燥によりいくらチークでも、材が縮み
接合部が弱くなってしまっていた。(片側に付き4つの接合部)

何とも言えぬ、とぼけた感じの椅子である。座面が大きいので
座りコゴチは間違いなくよい!!在来の椅子のデザインからの脱却
し、その頃のアメリカとソ連とこぞってロケットを打ち上げて、
どちらが月へ早く行くかにわくわくしていた近未来のスペース・
エイジ的なデザインだったに違いない。

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