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2009/04/24

箱根寄木細工と、、、

Tw2

日本の箱根寄木細工と遠く離れたイギリスはケント州の
タンブリッジ・ウェア(Tunbridge ware)は偶然と言うには出来過ぎ
なほどよく似ている。

初期のタンブリッジ・ウェアは17世紀中頃から存在すると言う。
しかし、色々な色の木の棒を寄せ集めて、糊付けしたものを薄く
輪切りにし、装飾として箱などに張り付ける方法がきちんと確立
されたのは19世紀の初めであるそうだ。

タンブリッジ・ウェアが寄せ集めた種木を鋸で輪切りにしていく
のに対して、箱根寄木細工はかんなで薄く切っていく。つまり、
タンブリッジ・ウェアは小口が表面に来るのに対し、どうやら
箱根の方は柾目なり板目が表面になるように種木を作る感じ
のようだ(間違っていたら誰か教えてください、たまたまお土産
に買ったコイン入れはそうだった)。

製作する方法も似通っているなら、スタートした時期まで似てい
る。しかし、タンブリッジ・ウェアは幾何学模様から、風景画など
を四角いドット(おもちゃのレゴで作った感じのギザギザの絵)で
表現していくようになる。その後は職人の不足から新世紀に
変わる頃から衰退していったそうだ。

上の写真は、ティ・キャディにモザイク模様が張り付けてある。
箱根寄木細工のようにこれでもかと言う具合に全面に張り付け
てはいない。他の木の部分(恐らくマホガニーかウォルナットだと
思うが)ベニア張りで、象嵌にように元の箱の躯体を削って
装飾の部分を埋め込んでいるわけではない。

箱根寄木細工とタンブリッジ・ウェア、どちらも本を一冊づつ
読まねばならないようである。

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