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2009/05/17

「箱根細工物語」

「箱根細工物語」 岩崎宗純著
漂泊と定住の木工芸
ISBN 4-87645-082-X

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以前ブログで書いた、箱根寄木細工屋さんで薦められた一冊。
(記事は以下で参照→箱根寄木細工

神奈川新聞社のかなしん出版から出ている。箱根叢書⑨。
どうも、すでに絶版のようでアマゾンのマーケットプレイスで購入。

著者の岩崎氏は住職さんだそうです。箱根の寄木細工に限らず、
挽物や漆器すべての箱根細工がどのように時代と共に発展して
いったが書かれています。

元来の僕の興味は寄木細工で、古くは正倉院に残る宝物の
木画箱と言うものの中に紫檀、黒檀、ツゲ、象牙や青角を使い
幾何学文様や絵画文様を作り張り付けたものがあり、それが
寄木細工の原点と考えられる。そのもの自体は恐らく、
シルクロードを渡ってきたイスラム世界からの物だと思うの
だが、、、。何故、江戸の末期に箱根で突然、寄木細工が
始まったかは何か理由があると思うのですが、、、。

そもそも、箱根という湯治地の土産物的なものとして発展した
寄木細工はあまり国内に残っていないようで、むしろこちらの
ヨーロッパでよく見かける。特に乱寄木と寄木文様の組み合わ
せた装飾は色々な物に使われたようで、小さな箱から、大きな
輸出用のキャビネットまで手掛けていたよう。今後の研究に乞う
ご期待というところか。

知らなかったのは、ロシアの民芸品だと思っていたマトリョーシカ。
あの木の人形をパカッと2つに割ると、また人形が出て来て、また
割るとまた人形と言う具合になっている奴。あれは実は箱根の
職人が、19世紀の終り頃に最初に考案して作りだしたと言う事
(形は卵ですが)。それがどういう経緯でロシアに行ったかは
はっきりしませんがそれが今日、ロシアの伝統挽物玩具に
なっていると言うのはなんか不思議な話です。

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コメント

先日、久しぶりに都内有名アンティーク家具やをのぞいてきました。日曜の午後だというのに客がだれもいません。
売っているものもイギリス家具は半分程度、あとは北欧とデザイナー家具。
目黒通りの老舗も閉店したようです。
しばらく来なかったダイレクトメールが続けて2件届いたのですが、1件は倉庫解放セールもう一つは、オークションによる売却。
不良在庫セールか?
イギリスはどんなもんですか?

不況は世界的な物でしょうね。イギリスも似たようなものです。ただ、オークションの方は活気があるようです。皆売りたいのかな。買う方も、バーゲンを期待しているようで、長い目で見れば、今が買い時なのでしょう。

骨董屋は得てして在庫を抱え過ぎな所が難でしょう。しかし、日本の場合は物が物だけに売るのにも難儀しそうです。今年の秋頃には不況が底をつくと言う観測がありますがどうなる事やら、、、。

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