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2009/07/31

Dendrochronology

デンドゥロクロノロジー(年輪年代学)

先日、市の雇われ業者が来て、うちの庭にある(厳密に言うと
お隣の庭だが)恐らく樹齢100年を超えるオークの木のトリミング
をしていった。

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その後、落ちていた太い枝のスライスした物。年輪を数えて
みた。ほぼ自分の歳と同じ数。そんだけかかってやっと
直径20cm程度の太さの枝になる。オークは成長の遅い樹として
有名である。そのせいか、長い時間がかかって育った木は木目
の真っ直ぐ通った、耐久性の強い、とてもいい材になる。英国
では中世までにほぼ伐採されてしまって、ヨーロッパから輸入
していたぐらいである。

そして、デンドゥロクロノロジー。おそらくは樹木学(Dendrology)と
年代学(Chronology)からの造語である。名の通り年輪を見て、
その木の育った年代を推測するという学問である。年輪を見て
そんなのが有ったなあと思いだした。

木は一年に一つ年輪を刻みつつ大きくなる。そして、その年、
その年の状況(自然災害が主)で年輪の幅が大きくなったり、
狭くなったりする。その現象はその地域に存在しているすべての
樹木に同じように刻まれるはずである。地域、国毎に年輪の
パターンを調べ、その元になるパターンにマッチさせる形で
その樹木の生存していた時代を推測するというものである。

オークや楡、西洋トネリコ等年輪がはっきりした木が、この
推測方法に向いている。が、最大の難点は、例えば家具であれば
年輪がはっきり見える形でサンプルを採取しなければいけない点
である。修復・保存の観点から見えればダメージは少なければ、
少ない方がいい訳で、使えるのは、材の小口がまだ見える
(隠されていない)17世紀のオークの時代ぐらいまでとなる。さらに、
この方法はあくまで補足的な方法で放射性炭素年代測定他の
年代推測方法のバックアップを必要としなければならない。

地球温暖化などといった問題を踏まえて、自然との付き合い方を
考え直している今現在、年輪から過去の環境を推測する等と
いった応用法が注目されているということを付記しておく。

もっと知りたい方は↓
‐年輪年代学入門‐

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