木の色
Colours of timbers
似たようなフランスの小さなサイド・テーブル。
上の写真の家具は主にローズウッドのベニアで装飾されて
いる。下の物はチューリップウッド。
ローズウッドと言えば、濃い茶色を思い浮かべるし、
チューリップウッドと言えば鮮やかなピンクの縞を思い出す。
2つ共、優に100年以上経っているいわゆるアンティーク。
木目こそ若干違うものの、同じ色に見えてしまう。結局、木材は
有機物である以上、燃えてしまうと炭になってしまうのはどの
種にも共通することで、雨曝しなどにすると、最終的には白く
なってしまうに違いない(例えば流木!!)はずで、その過程と
とらえるとこの時点で同じ色になっているというのも納得出来る。
色が濃い材ほど退色しやすい。色が薄い材ほど色が濃く変化
していく。これにはどんな意味があるのだろう。自然界の動物や
鳥、昆虫の容姿には意味があり、大概の場合は、餌を取る為、
もしくは外敵から身を守る為に上手く隠れやすいようにというの
が主である。しかし、容姿はほぼ一緒の木々の材の色がこんな
にも違うのは何か意味があるのだろうか??、と考えてしまう。
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