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2009/12/10

Papier-mâché

パピエ・マッシュ

ホー・ホー・バード(Ho ho bird 何故ホーホー鳥何だろう。
日本語の鳳凰、ホーオーが間違って取られてホーホーになったの
ではなかろうか)の彫刻の所が壊れてしまった金箔張り(Gilding)
の鏡。良く見ると鏡の淵のフレームの部分がもげている。
あれれ、と思いつつ、手に取ってみると、中身が無い!

Blog1

鏡枠のフレーム、中は空洞、裏に厚紙のような物で蓋が
してある。仏像の乾漆を、ふと思い出した。昨夏、国立博物館で
やっていた阿修羅展の阿修羅も確か乾漆で作り。

Blog2

小さい頃にやった、ふくらました風船に新聞の濡らした紙片を
ぺたぺたと貼り付けて、乾いたら、風船を割って作ったあのお面
(もしくはちょん髷のかつらか)、あれがいわゆるパピエ・マシェで
ある。名前の通り、イギリスに来たのはフランスから1672年に
やってきたようだ。その後イギリスでは独自の方法が確立され、
ヴィクトリアの時代に一大ブームになる。しかし、もとをただせば、
ヨーロッパに伝えられたのは、ペルシアやアジアからのようだ。

そう考えると、乾漆の技法は、中国から日本に伝えられたもので
、技法的には似通っている。この鏡の枠の場合は
サンド・カスティング(Sand Casting)を使ったと思われる。金箔張り
の彫刻と言ったら、ライム(Lime)の木をを掘るものとすっかり

思っていた僕には実に新鮮な驚きであった。確かに
ヴィクトリアの時代にはブームで会った、が、ジョージアンの時代
にもうすでに、こうして使われていたという事実は興味深い。鋳造
(Casting)を使うという事は同じものを幾つも作るのに便利である。
同じ鏡の注文を同時に幾つも受けたかもしれない。

Blog3

 

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