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2010/01/28

Black Forest Bear

黒い森のクマ

「Black Forest Bear」と呼ばれる、一連のクマの彫り物がある。昔、
どの家にもあった、北海道のお土産の定番、アイヌのクマの
彫り物、あんな感じ。うちの実家の玄関にもあったなあ。

ブラック・フォレストとい言うのはスイスと面するドイツの南西部の
国境付近にある森の名前。ドイツ語ではシュヴァルツヴァルト
(Schwarzwald)。直訳すると黒い森。転じて英語では一般に
ブラック・フォレストと呼ばれている。一般に
ブラック・フォレスト・ベアと呼ばれているので、ドイツ製なのか
と長い間思われてましたが、実はその森に面するスイスで
作られていたそう。

P1060154

スイスのブリエンツ(Brienz)と呼ばれる街は湖畔に位置し、
美しい街。社会全体が豊かになったヴィクトリアの時代、
スイス湖畔への避暑はその当時のトレンドだったようで、クマの
彫刻は、この街を中心に、その地方の湖に避暑に来る観光客
目当ての土産物として発展していった物。湯治客目当ての箱根の
寄木細工を思い出す→記事

近隣の都市ベルンの象徴であるクマをかたどった彫刻は
1800年頃から、20世紀の初頭まで様々なデザインの物が
作られました。唯のクマの彫刻から、クマがスキ―したり、橇に
乗ったり。また、クマをモチーフにした傘立てや帽子掛け、
テーブル、椅子等など、本当に様々。上の写真はクマの
デキャンターのスタンド。

しかし、ただのお土産かと思いきや、1851年のロンドンの
世界博覧会やパリの等にも展示された質の高い物も作られてい
たようで1910年ごろにはブリエンツの町周辺には1300人余りの
彫刻家が従事していたそうです。材はリンデンの木と呼ばれる物。
英語ではライム(Lime)と呼ばれ、ヨーロッパの彫刻の材料として
は欠かせない物。それに焦げ茶(もしくは黒)の濃い目のワックス

なんとも可愛らしく、世界中にコレクターがいるぐらいの
ブラック・フォレスト・ベア。かなり良い値で売買されているよう。
日本からクマの彫り物持ってきたら売れるかもしれないなと
思ったりします。でも、口に鮭咥えているのは不可かな。

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