「Bristol Gazette」
「Bristol Gazette and Public Advatiser」
ブリストル・ガゼット・アンド・パブリック・アドヴァタイザー
ジョージアンのナイフ・ボックスの中を綺麗にしているときの事。
箱の上に、スロットがあり、ナイフを差し込む。ハンドルが飛び出た
形で収まる。その箱の中でナイフの刃の部分がバタバタしない
ように緩衝材として薄いティシュー・ペーパーのようなものが丸めて
入れてあった。
今、現在は、ナイフはないようで、ある意味無用の長物。ただの
マホガニー製の箱。顧客からのリクエストで、埃などで汚れて
しまっているそのペーパーを破棄する為に、箱の中から出してく。
ふと、活字が印刷してある物に目が留まる。広げて見ると新聞。
1788年12月11日木曜日の「ブリストル・ガゼット」。1767年から
発行され始めた新聞で、今と違って週刊。見る限り、一枚きりぽい。
記事を見ると、King(ジョージ3世)が調子が良くないらしい。1783年
から国政はウイリアム・ピットに任せてしまったんで、その頃はもう
精神病とポルフィリン症(Porphyria)に侵されていて病床のはず。
翌年はフランス革命が起こるはずなので、フランスの記事や
アフリカの奴隷のトレード、そして議会の事と多岐に渡る。
しかし、一番最初の記事は、昨日は酷い嵐だった。と天気の事。
やはりイギリスである。
なんといっても凄いのは、英語が変わらないことである。"f"を"s"
に置き換えると言う一つのルールを除けば、今の英語とほとんど
変わらない。この頃の日本の瓦版であれば、半分も読めないの
ではと思うが。
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