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2010/02/20

Canterbury

カンタベリー

必要性に応じて、新しい形の家具が生まれるの必然の事。逆に
言えば、その家具の用途を考えると、その時代の生活スタイル
が垣間見る事が出来る。このカンタベリーもそんな一つ。

カンタベリーを調べると2つの目的があって作られたとある。
一つ目はダイニング・テーブルの上もしくは脇にあり、予備の
お皿やカトラリーをしまっておく。もう一つは音楽の譜面を入れる
スタンド。

P1060402

上から見ると今形で、マガジンラックの様になっている。譜面を
入れると言うのはわかるが、お皿を上から差し込んでおくって
いうのは余り想像出来ない。

この呼び名のカンタベリーは、あのエリザベス2世女王がトップを
務める英国国教会の総本山があるカンタベリーという町同じ。
トーマス・シェラトンの(Thomas Sheraton)の本によれば、
カンタベリー大聖堂の司教に最初に注文されたから、そこから
転じてカンタベリーと呼ばれるとある、が実際はどうなのだろうか?

18世紀まではダイニングの補助、それ以降は主に楽譜スタンド
として作られたようだ。脚にキャスターが付いてるので、楽譜を
差し込んでピアノの脇に転がして置くなんて使い方だったの
だろうか。

P1060407

リージェンシーぐらいまではシンプルだったカンタベリーも、
ヴィクトリアの時代に入ると装飾が過剰になっていく。素材も
マホガニーからウォルナットにかわっていく。

上のカンタベリーは脚の引き物に黒いリングの装飾があること
から、ネルソン提督が亡くなったあと1810年ぐらいの制作と予想
出来る。1805年のフランス・スペインの連合艦隊を撃破した彼は
国民の英雄。惜しくもその戦いで戦死した彼は国葬で葬られた。
その後に哀悼の意を込めて、家具のデザイン上でも船に関する
意匠や黒い輪がモチーフに使われた。

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