« 叩く!! | トップページ | Treasure hunting »

2010/03/11

Dumb Waiter

ダム・ウェイター

ダム・ウェイター、そのまんま直訳すると、「唖の給仕人」。
まったくイギリスらしいユーモアのネーミングだなと思ってしまう。
1740年頃のジョージ2世の時代に発明されたと言われるこの家具。
しかし、一般に普及されるのはジョージ3世の時代になってから。

Blog_2

3段になったトレイのようなテーブル。一番上は脚と固定されて
いるが、2段目、3段目は中華料理屋の円卓の真ん中のように
自由に回転するようになっている。これに、カトラリーやら、
フルーツやらを乗っけて置いて、給仕人が退出した後に使うよう
になっている。勿論足の下にも、キャスターが付いているので
部屋のあっちから、こっちへと楽に動かせられる。

この時代は1日2食が普通で、「ディナー(Dinner)」と呼ばれる
夕御飯が始まるのは2時頃からのようで、この時は女性も同伴。
唖ではない普通の給仕人は、食べている人のすぐ後ろに立ち
片時も目を話さずに給仕のタイミングを計っていたそうで、
余り落ち着いて話しながら、食べれなかったよう。5時頃に
メインの食事が終わり、給仕人も下がり、女性も引き上げ、
ボーイズだけの続きが始まる。その時に活躍したのが以前書いた
カンタベリーやダム・ウェイターと言う訳である。

給仕人は唖に限るというのは、その会話中に出た事を、そこで
聞きかじった給仕人が外部に漏らすことがままあったとこに
由来するらしい。なんともイギリス人らしいネーミングでほくそ
笑んでしまうのだが。

Blog2

裏に反り止めなどを付けられない構造の為、基本的には良く乾燥
した質の高いマホガニーが使って天板部が作られる。それでも
この通り。天板のギャラリー部分の上のラインが波打っているのが
見てとれる。このダム・ウェイタープロポーション的に何とも美しい
家具だなと思うのは私だけであろうか??残念ながら、この手の形は
19世紀の頭には廃れてしまう。

にほんブログ村 インテリアブログ アンティーク・レトロインテリアへ

« 叩く!! | トップページ | Treasure hunting »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Dumb Waiter:

« 叩く!! | トップページ | Treasure hunting »

フォト

instagram

2024年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ