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2010/03/28

No.08

ナンバー・エイト

Blog1

西洋の鉋は金属製である。勿論、その昔は日本と同じ木製。
しかし、1860年代にアメリカ人のレオナルド・ベイリー氏が
鋳造の鉄で作った鉋。これが徐々に木製に取って代わるように
なります。1867年には特許を取り、2年後にはベイリー氏の
会社はスタンレー・ワークス(Stanley works)に吸収され現在に
至ります。今でもこの鉋の形はベイリー・パターンと呼ばれて
作られています。

その鋳造鉄で作った鉋。No.03からNo.08まで6種類の違う大きさ
があります。No.03が一番小さく、No.03、04は
スムーシング・プレーン(Smoothing plane)、No.05は
ジャック・プレーン(Jack Plane)、No.06はフォア・プレーン
(Fore Plane)、No.07、08は一番大きいほうで
ジョインター・プレーン(Jointer Plane)と呼ばれます。

近代に入り、だんだん、電動機械の発達により手工具が
作られなくなりました。買えても、需要があまりないので値段が
高かったり、中古で買うしかなかったりです。このNo.08もそんな
一つ。英国で有名なツール・メーカーの2社(スタンレーとレコード
(Record、現Irwin Record))も、1980年代前半にNo.08の製造
を中止。恐らくは電気鉋の廉価版も出まわりだし、多くの
家具製造業者に普及、主に天板の剥ぎなどに使う鉋の為、
その需要が激減したのでしょう。

Blog3

それこそ、つい最近までは、中古で探すよりほかなくかなり高い値
で売買されていましたが、アメリカのライ-ネルソン社(Lie-Nelson)
が何年か前にNo.08の復刻版を売り出しました。でも、これが高い!!
イギリスで、税込み400ポンド近く。おいそれと買えない、、、。
24インチ(61cm)ととても長い鉋。スタンレーなどで今でも買える
No.07は22インチ(55.8cm)。たかだか2インチの差ですが、きちっと
木工やっている人間には憧れの一品。たかが2インチなのに。
その2インチがコレクターの心をくすぐるのか??(まあ、自分も
くすぐられた一人ではありますが、、、。)

Blog2

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