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2010/04/12

"Buckingham Vases"

「バッキングハムの小壺達」

Buckchina_000

磁器(Porcelain)が、中国よりヨーロッパにもたらされたのは
12世紀頃が始めと言われている。しかし、その頃は、ほんの
一握りの人が持つ事の出来る高嶺の花。ヨーロッパでは取れない
磁土(カオリン)を主材料とした磁器。白く、光を通し、つややか。
ルネッサンス以降の大航海時代、大挙としてヨーロッパに輸入
され、王侯貴族を魅了し続ける磁器、何とか模倣できないかと。
ここからヨーロッパでの磁器の歴史が幕を開ける。

中国磁器の模倣である、カオリンを含まない軟質磁器と呼ばれる
物は、16世紀末頃、かなり早い時期から作られている。しかし、
カオリンを含んだ本当の磁器(真正磁器)がヨーロッパで作られる
のは18世紀の初頭までまたねばならない。

一般に、ヨーロッパで最初に真正磁器の製造に成功したのは
ドイツのマイセンと言われている(製造に成功したのでマイセン
を作ったという方が正しいか)。しかし、昨年発表された大英博物館
の技術調査報告書によると、いくつかの英国製の小壺が実は
マイセンで作られた物より古いのではないかという結論を提示して
いる。その一群の小壺は、3つはリンカーンシャーにある
バーリー・ハウスに。1つは個人の所有。もう一つは以前は
エリザベス女王の住居であるウインザー城にあったと記録されて
いるが現在行方不明。

「バッキングハムの小壺達」と呼ばれる、この一群の壺。何故こう
呼ばれるかはあまり定かではない。2代目バッキングハム公爵
(1628-87)よって作られたという説による物のようだが、あまり
信憑性に乏しい様だ。これが、ヨーロッパ最初の磁器だから、
なんだという訳ではないが、日本の漆器が、ヨーロッパで
模倣漆「ジャパニング」を生み出したように、中国の磁器もこの
時期ヨーロッパを風靡した一品だったという事を知ると、いまだに
マナー・ハウスなどに中国磁器がごろごろしてる理由を伺い
知ることが出来る。

この3つの小壺がバーリー・ハウスで展示されている。→HP

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