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2010/05/11

良い眼を持っている人をコレクターと呼ぶ

A Collector has a good pair of eyes to look

コレクターと呼ばれる人は、集める事を至上とする。しかし、一度
集めたコレクションをオークションで売却し、又ゼロから集め始め
また、オークションで売り払った人がいる。

Perry2_0002

3月に、某オークションハウスで有ったオークション。タイトルに
ある通りコレクターで有るオーナーはウォルナット(Walnut)、
オーク(Oak)、イチイ(Yew)で出来た家具やトリーン(Treen)と
呼ばれる、木を挽いて作った小道具達を愛している。詰まる所、
オークの時代、ウォルナットの時代の物、16世紀、17世紀、
18世紀の頭位までの物を主に集めていた。

どれもこれも、基本的にはブラウン・ファニチャー
(Brown Furniture)と呼ばれ、今現在の不況の真っ只中、一番
敬遠されがちな家具達。カントリー・テイストが強いというの
だろうか。私的には好みだが、市場にはどう受け取られるか
今年初めのテストのようなオークションだった。

蓋をあけて見れば、出された122点の中で売れた98点で
約1億5千万円(£984,630)を稼ぎ出した。

面白いのは、このオーナー、以前にコレクション大処分の
オークションを1997年に開いている。勿論全部売れたとは
思えないが、今回出品された半分以上の物は1997年以降に、彼
が購入した物と言う事。ほとんどが名のあるディーラーから購入
しているので、結構な金額を払っているはず。それでも、12、3年後
に売却して利益が出ると言う事実。もちろん、先日。ニュー・ヨーク
のオークションで一番高額なアートとして競り落とされたピカソの
絵画のようにはいかないが、投資的な価値と言う物は、買う物を
選べばあまり落ちていないという事。

Perry2_0003

彼のコレクションには上の写真のような、珍しい果物の形
をしたティー・キャディ(Tea Caddy)等が多く含まれる。日本の
アンティーク家具業界でも、良い物をしっかり回していける体制を
作って行かないと、良い物が残って行かない。高額で購入しても
、微々たるした額で買い取り、なんて考えるとリスクな訳で、
良い物を買って、ちゃんとメインテナンスをすれば、価値はそんな
に下がらない、なんて時代は来るのだろうか?? その為には、
買う方も、売る側の言葉を鵜呑みにしないで目を磨かなくては
いけないだろうなあ、、、、。


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