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2011/02/05

Sofa Bed

ソファ・ベッド

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ソファ・ベッド。あの普通はソファとして使って、来客時などの時に
ベッドを引き出して使える便利物。と言うのが一般の人の認識
のはず。もちろん、あまり寝心地がいいとはいえないが、、、、。
そして、殆どの人が、これを最近発明された新しいスタイルの
家具と思っているのではないだろうか。

18世紀のイギリスは戦争ばかりしていた時代。1701年からの
スペイン継承戦争、オーストリア継承戦争、七年戦争、
アメリカ独立戦争、そして19世紀初頭のナポレオンとの戦争と、
特にフランスとは始終、顔を突き合わせている感じで。そんな
時代なので、多分普通に軍人の地位も非常に高かったので
はないかと予想出来る。

その頃の戦争のほとんどが、国外での戦い。絶えず戦地へ
赴かなければいけない。特に高い地位の軍人は、英国で
住んでいるそのままの生活を戦場に持って行きたい(貴族階級の
人間がほとんどだからね)。そうやって、誕生したのが
キャンペーン・ファニチャー(Campaign Furniture)と呼ばれる
従軍家具。

運びやすく(分解が出来る、突起物が少ない)デザインされた家具。
かなりの需要が合ったようで、その時代の著名な家具デザイナー、
チッペンデールやヘップルホワイト、シェラトン、皆この従軍家具を
いくつかデザインしていたりする。

Img

上は、シェラトンの1803年に出版した"The Cabinet Dictionary"
からのソファ・ベッドのデザイン。まさしく、ソファ・ベッド。ベッドの
時には天蓋も付いてくる一品。

この後19世紀に入った後も、作られ続ける従軍家具。ナポレオン
との戦争で国外への航路を一時的に閉ざされたイギリス。戦後は
商人や旅行者が、愛用したのはこの従軍家具。ポータブルで旅に
ピッタリにこの家具。むしろ、戦時中より色々なタイプの従軍家具が
発明された19世紀。だからといって戦争が無くなった訳ではなく、
ヨーロッパ間の国々が疲労してしまう種の物でななく、植民地主義
の名の下の侵略戦争。中国とのアヘン戦争やインド統治の戦争と
むしろイギリスの国力がどんどん上がって行った。

国が豊かになるのに伴う爆発的な人口の増加は、ウサギ小屋に
住むと外国から揶揄される日本のようなスペースの問題を巻き
起こし、そこでも活躍したのがこの従軍家具だったりするのです。

時代は繰り返すと言うけど、それに伴うデザインも繰り返す、
なんか生活水準が変わらないようで変な感じがしてしまう。

一番上のソファが下の様に変わる↓。

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