Preserving the Past, Inspiring the Future
過去を守り未来に閃きを!!
今月の7日、バッキングハムシャーにあるバッキングハム・ニュー・
ユニバーシティ(以下BNU)で、ファニチャー・リサーチ・センター
(Furniture Research Centre)主催のシンポジウムが行われた。
テーマは「Preserving the Past, Inspiring the Future」。
この大学があるのは、ハイ・ウイッカム(High Wycombe)と言う町。
知る人ぞ知る、その昔アーコールやG-Planの工場があった、椅子
の街と呼べれていた所。今では、コスト削減のため多くの
大衆の家具はアウトソーシングされて海外で作られている現状。
この街には一時期、数百あった工房、工場はほとんどなくなって
しまった有様。そして、その遺産をアーカイブとして残すために、
BNUのファニチャー・リサーチ・センター。
シンポジウムと言えば、もっと宣伝して、多くの人が来てくれた方が
良いのにと言う感じ。まあ、勿論これだけ講演があるので、全てが
良かったとも言えないが、いくつかは興味深かった。
個人的に行ってしまえば、テーマが大きすぎて、大雑把な感じに
なってしまう。ただ、いくつかは19世紀後半から20世紀初頭に関して
だったのは偶然だろうが、この頃を主体にすれば良かったのに
と悔やまれる。
このファニチャー・リサーチ・センターが核になって、オックスフォード
のオックスフォード&チェーウェル・バリー・カレッジとのジョイントで
立ちあげたのがナショナル・スクール・オブ・ファニチャー
(the National School of Furniture)。
家具について(デザイン、製作、修復等)の高等教育機関と業界が、
手を組んでかつての家具産業を再興させようと言う目的。ここで
管理しているハイ・ウィッカム関連のアーカイブは必見。アーコール、
G-Planに関しては良い参考資料になるはず。
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