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2011/07/25

English vs French

イギリス人とフランス人

ルネッサンス以降の世界の家具史において、イギリスとフランス
はデザインを牽引する2大巨頭と言っても過言ではない。家具
と言うよりは、国の力、ひいては国内の産業力が大きくものを
言った側面があるのも否めない。国力がある、イコール文明的
に先進国であると言う事。先を行けば、あとの物はおのずと
追いかけていく。

特徴的な、フランス家具の錠は,ほとんどがダブル・ノッチ方式と
呼ばれる、2回転鍵を回す事が出来る。一度回すと、イギリスの
普通のカギと同じぐらいボルトが飛び出す。そして、さらにもう
一度回すと、ボルトがさらに伸びる。その半面、鍵の先端の
形状はいたってシンプルな事が多い。

Lock5

上は、フランス19世紀の高級家具職人、ポール・ソマーニ
(Paul Sormani)のデスクの引き出しについている錠。

Lock1

閉まった状態。

Lock2

1回転。

Lock3

2回転。

Lock4

真ん中の金色の部品がリーヴァー(Lever)と呼ばれる物。この数
によって鍵のデコボコの数も変わってくる。3つの切り込みがある
のが見える。

面白い事に、フランス人はボルトを長く伸ばす(ダブル・ノッチ)事に
盛を出すが、中身はいたってシンプル。それに比べ、イギリス人は
中身に凝る。安全と言う物に対する意識の違いだろうか。

イギリス人の泥棒はちまちまと鍵を開けて中身を盗む、
フランス人の泥棒は鍵何か気にせず、こじ開ける、ってことなの
だろうか。

ATMの錠を開けて盗む日本人ギャングと、ATMの機械を丸ごと
かっぱらっていく中国人ギャングとの違いと同じか。

島国気質と大陸気質。

イギリス人とフランス人。

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