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2011/08/08

Stripper

剥離剤

ストリッパー、ともリム―ヴァ―(Remover)とも呼ばれる剥離剤。
劣化してしまったシェラックやアンティークにはそぐわない仕上げ
を取り除く時や、ペンキを塗られてしまっている場合に重宝する
家具修復にはなくてなならない一品。

昨年、EUの剥離剤に対する規制が変わって、従来の剥離剤が
買えなくなると言う噂が流れた。買えるにしても、商業用オンリー。
使用するには技術者として免許を取得しなければならない、
云々。そこで、代替えで使ってみたのが水性(中性)の剥離剤。

Blog3

Blog4

↑従来の剥離剤はメチレンクロライド(Methylene Chloride)(別名:
ジクロロメタン(Dichloromethane))と呼ばれる物が入っている。
地肌に少しでも触れると火傷したかのような痛みがくる、出来れば
あまり使いたくない物。これが環境に悪影響を与えるかなんかで
EUが規制に乗り出したのが真相らしい。ただ、店によってはもう
扱ってなかったりするので、何らかの規制があったのだとおもうが、
エンド・ユーザーの僕らには影響は無かった。
(値段が上がった以外)

Blog1

Blog2

↑この水性(中性)の剥離剤はベンジルアルコール(Benzyl Alcohol)
が主成分らしい。どうも、1990年代中頃の発明のようで1994年に
アメリカで特許が取られている。日本では三彩化工株式会社
(商品名ネオリバーが有名)が1997年にプロパギルアルコール
(Propargyl Alcohol)とベンジルアルコールの混合からなる
剥離剤の特許を取っている。

しかし、ついこの間まで、聞いたこともなかった水性(中性)剥離剤。
何故商業的にそれほど売れなかったかと言うと、とにかく時間が
かかる。刷毛塗りして30分置いて、もう一回と。効率の面でいえば、
圧倒的に従来型の方に分が上がる。さらに、剥離した後に水で
洗浄しなければいけないのが難点。汚れた水をまた導管の中へ
押し込んでしまう。ペンキには有効だが、シェラックには向いて
なさそう。

ただ、反応が結構ゆっくりなので従来型よりコントロールが
し易い分、デリケートな所に向いているかもしれない。
固まっちゃった刷毛の洗浄とか意外に使い道はありそう。
水性(中性)剥離剤の意外な使い道知りませんか??



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コメント

Nitomorsが廃止になるっと僕も聞きました。 アックスミンスターで薦められたのが、水性のもの、やはり反応に時間がかかるんですね。 未だ使ったことがなかったので、参考になります。 
しかしNitomors値段が上がりましたね。笑

DIYショップで買える物と、業務用途では強さが違うような気がするのは私だけでしょうか?? DIYショップで買えるのは薄めてある??

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