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2012/03/04

Plastic

プラスチック

今現代の生活に絶対欠かす事の出来ないものプラスチック。

ずっーと、プラスチックと言うのは素材の名前だと思っていた。
日本語でプラスチックとサーチしてみると、「石油から精製する
素材名称
」、とか「合成樹脂」とか言う言葉が出てくる。樹脂は
英語に直すと"Resin"レジンになる訳で、プラスチックとは
ちょっと違う。19世紀末の丁度プラスチックと言う言葉が出来た
であろう頃の定義だと、「型に入れて、成形できる素材」の事を
プラスチックとしている。

型に入れて成型出来る、と言う事は今後始まる大量生産を示唆
している。お菓子の世界ではビスケットやチョコレート、和菓子何
かでも木型や金属製の型を使って何個も同じものを作り出すと
言うことは古くからおこなわれてきた。その要領で家具を作って
しまえると言う事は誰も想像していなかったに違いない。

Sam_2512

じゃあ、プラスチックは何かと言う事になると、19世紀の後半に
発見されて実用化まで進展した2つの素材を上げなければなら
ない。1つは牛乳などの乳製品に含まれるたんぱく質の1つ
カゼインを主にしたカゼイン・プラスチック。
(Casein Formaldehyde)

もう一つは、コットン等のオーガ二ックの素材を硝酸に混ぜて
採れるニトロセルロース(Cellulose Nitrate)と言う素材に柔軟剤
として樟脳を混ぜた一般にセルロイドと呼ばれる物。

当時は試行錯誤の連続で、毎年毎年特許が提出されるような
新しい素材であった。

上の濃い色の物がセルロイド、白っぽいのが
カゼイン・プラスティックで、両者とも鼈甲の代替え品として
作られたものである。すでにその頃、ビリヤードの球と
してガンガン使われた象牙や、ブール家具のリヴァイヴァルで
多く使われた鼈甲は、希少価値になりつつあった。その為、それら
の新素材は象牙や鼈甲等のイミテーションとして使われた。

まだ、家具のような大きな物を作るには、色々な要素が足りなく、
櫛や歯ブラシの柄、様々な小物として使われた。家具では、
装飾に使う程度。象牙のストリンギング(Stringing)や
ブール・マーケトリーの鼈甲等の部分使われた。

かなり早い時期にかのスコットランドのデザイナー、チャールズ・
レ二―・マッキントッシュも自分のデザインした家具の装飾の為
の色ガラスのパネルの代わりにカゼイン・プラスチックを使って
いたりする。(下の写真、黄色い部分、スモーキング・キャビネット)

2006at9580_mackintosh_smokers_cabin

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