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2013/01/27

Joiner's Table

指物師のテーブル

Dscf9476_2

イギリスでは17世紀頃からジョイナーと呼ばれる人々が家具を
作り始めていた。

それ以前のただ板を釘で打ちつけていた家具から、一枚板を
使った時頻繁に起こる割れ止めを防ぐための方法であるホゾ組み
に抜け止めの為のダボを打った接合を使った枠を作りその中に
板を組み入れるパネル組みによる家具を作る人たちの事を呼ぶ。

この頃から、はっきりと家具職人が、大工や建具屋から別れはじめ
てき、この後のキャビネット・メーカーの登場で完全に分離する。

ジョイナーの時代ではまだまだ、ジョイナーは家具を作ったり、扉
などの建築建具を作っていたに違いない。

オーク材がまだ主流のこの時代、割れ止めを防止する方法という
のは使用上必然と言える。このテーブル、脚は17世紀後半の流行
であるボビン・ターン。貫はX型。ヨーロッパ大陸の流行で、
オランダからウイリアム王が来た際にイギリスに持ち込まれてきた
ようだ。

Dscf9477

その後の家具と大きく違うのは、引き出しの構造。前はかなり粗い
蟻ホゾ組みに後ろの板は後ろから釘で打ちつけてある。側板には
溝がかいてある。

Dscf9478

引き出し部の内側に、釘で打ちつけてあるランナーの上に引き出し
が引っ掛かり、滑るようになっている。作って見るとわかることだが、
一番簡単な引き出しの構造で、今のイケアの家具など見ると
同じようなアイデアが使われているのがわかるはずである。

ちなみにこの頃の家具にはもともと接着剤が使われていないため
ダボを必要とされる。仕上げはオイル・ヴァーニッシュ、もしくは
ワックスが一般的で補修の後も多いのが普通である。それがまた
良い味になっていたりするのがこの頃のオークの家具で、その無骨
な感じが日本人好みではないかと思うのですが。



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