« 和洋折衷 | トップページ | Coronation Stool »

2013/05/27

Sussex Chair?

サセックス・チェアー??

英国19世紀末のアーツ・アンド・クラフト運動の立役者
ウイリアム・モリスの会社から発表されたこの
サセックス・チェアー・シリーズ。

25

1912年の会社のカタログでは様々なバリエーション。

しかし、なぜサセックス・チェアーと呼ばれるのだろうか、つい
疑問に思ってしまう。ヴィクトリア・アンドアルバート博物館の
ウェブの説明によるとサセックスで見つけたその椅子を元に
建築家でモリスの友人であるフィリップ・ウェブがデザインした
とある。

2006al6986_jpg_l
印象的なのは、その背中の挽き物。意匠がこれじゃないと
モリス・アンド・カンパニーで作られた椅子では無い(だそう)。

Sussback

Dscf1192

確かに、ウインザー・チェアー、カントリー・チェアーのバイブル
"The English Regional Chair"を見る限り同じデザインをした
挽き物を使った椅子は見られない。

そして、サセックス・チェアーは1860年代の発売より
第2次世界大戦頃まで売り続けられたベストセラー商品。

大概はブナ材を、黒檀ぽく黒い塗装で仕上げられている。

Dscf1191

サセックス・チェアーと同じ挽き物を持つ椅子。材はトネリコ。

Dscf1194

座の部分はブナ。

単純な脚と言い、貫の配置と言い、英国の
中央部バーミングハムをぬ含む西ミッドランド地方の椅子に
近いと思われる。

写真では分かり難いが、良い古艶で少なく見積もっても
1900年頃の椅子に間違いない。とすると、この椅子は

*サセックス・チェアー後の類似商品なのか、
*モリス社の後期改良バージョン?、はては
*モリス社のサセックス・チェアーを産み出した原型の椅子
なんて事も考えられる。

よほど人気のあるデザインだったのか、あのリバティやヒールズ
等のアーツ・アンド・クラフトデザインの家具を作って販売して
いた会社も似たようなデザインでサセックス・チェアーを作って
いたらしく、上の様なバリエーションもあったかもしれない。

たがが椅子一つで想像の世界は膨らむものである。






« 和洋折衷 | トップページ | Coronation Stool »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Sussex Chair?:

« 和洋折衷 | トップページ | Coronation Stool »

フォト

instagram

2024年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ