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2013/06/13

Coronation Stool

戴冠式のスツール

Dscf1227

今月の頭で、現英国女王であるエリザベス2世の戴冠60周年。

ロンドンの町では、それを祝う旗などが見られます。
戴冠式があったのは1953年のウェストミンスター寺院、この
戴冠式にはかなり多くの人が招待されます。それに合わせて、
スツールとバック・スツールと呼ばれるスツールに背もたれが
付いたものが作られます。

エリザベス2世の時のスツールは、彼女の父、ジョージ6世が
戴冠した際にエドワード・バーンズリーがデザインしたもの。

P1070912

エドワード・バーンズリーは英国の20世紀初頭の
アーツ・アンド・クラフト運動では忘れてないけない名前。
家具デザイナー、及び家具作家として活躍しました。
今でも、彼の名前を冠したワークショップがあり家具を作り
続けています。

ヴィクトリア女王の時からの関係か、ロンドン近郊の家具の街
ハイ・ウィッカムの家具工房が一般に制作を受け持っていて
私が知る限り、ノース社、ハンズ社、グレニスター社の工房等
が担当していたようです。

2000脚のバック・スツールに5700脚のスツールが作られ、
各工房からの納品後厳しいチェックが行われ、戴冠式の
スタンプが押されたそう。

P1070913

オーク製の脚、ブナ材のフレームに特別誂えのブルーの
ベルベットが使われています。仕上げは、ライム仕上げの白い
石灰の代わりに銀のペーストを木目に刷り込んだもの。ブルー
のベルベットの淵には金の組紐。

戴冠式の出席者にそのスツールを買い取る権利があり、大概は
その家族内で受け継がれるものなのですが、時にオークション等
に出てくるといい値段で売れていたりします。

P1070917

次の戴冠式はいつかわかりませんが、また同じデザインの物を
使うのかちょっと興味が湧きます。




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