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2013/10/04

Lignum Vitae

リグナムバイタ

Dscf1837

ちょっと、この木を家具材として紹介するには無理があるかもし
れない。

恐らく、一番比重が重い木。水に沈む木はそんなに多くない。
家具材でよく出てくるのでは、黒檀、キングウッドに
スネークウッド。そしてこの、リグナムバイタ。

家具材としてはほとんど出会ったことが無い。唯一見たことが
あるのは18世紀の天板の皮が貼ってある机の
クロスバンディングの装飾がリグナムバイタのベニヤだったの
ぐらい。

切ったときは、緑がかった色が、日光に照らし続けられると、
写真をよく見るとわかるが、目の向きが一様ではなく、鉋泣かせ
の木である。

ヨーロッパには、中南米からの輸入品。16世紀にはもう使われ
ていたようだ。一番の使い方は、擂粉木と鉢。固いだけではなく

油分を多く含むことからの、有用に違いない。水分に対して強い!

実際、鋸で切ると意外に、あっさり切れる。含まれる油分が
潤滑油の役割をしていると言う訳である。その代わり、
サンディング・ペーパーで削ると、すぐに目詰まりを起こすが、、。

18世紀のクロノメーター制作でもこのリグナムバイタは、中の
部品を作るのに重宝されたようだ。当時の質の悪い潤滑油より
は潤滑油フリーのリグナムバイタである。その証拠に、そののち
船舶ではプリペラを回すシャフトに多く使われている。

Castors

家具周りでは、キャスターの車輪の部分に多く使われた。
アンティーク家具で見受けられれ木の車輪のほとんどは
リグナムバイタ製である。

それ以外の用途としては、屋根を張る職人が鉛を叩くときに使う
マレットと呼ばれるモクトンや彫刻師や石工が彫るときに使う
モクトン等に使われる。

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草の上で行う、カーリングの様なゲーム、ボウルズのボールにも。




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