リュールマンのデイ・ベッド
Day Bed by Émile-Jacques Ruhlmann
アール・デコの時代は、それ以前の、アール・ヌーヴォーの
3次元的な時代に比べるといたって平面な時代である。
その平面さに多様性を持たせるために、様々な素材が用い
られる。デュナンやグレイによって日本の漆技法が使用され
たり、シャグリーンと呼ばれるエイの皮や象牙、木目に特徴
のあるマカサー・エボニーやアンボイナ、銀メッキ等の素材が
登場する。
アール・デコ期のキャビネット・オン・スタンド。シャグリーン
張りで象牙の縁取りが入る。ハンドルは銀メッキ。
この時代の著名な家具デザイナーの一人にリュールマンが
いる。パリ生まれのリュールマンは実家の事業を受け継ぐ形で
この業界へ。珍しい、高価な素材をふんだんに使う彼の
デザインする家具はかなり高かったようだ。
詳しい彼の家具に関しては→こちらへ
リュールマンのデイ・ベッドの脚の部分。
無垢のブナで心材をそこへ厚めのマカサー・エボニーのべニアを
木目を縦に張ってある。どうやら使っている接着剤は動物系の

アール・デコ期のキャビネット・オン・スタンド。シャグリーン
張りで象牙の縁取りが入る。ハンドルは銀メッキ。
この時代の著名な家具デザイナーの一人にリュールマンが
いる。パリ生まれのリュールマンは実家の事業を受け継ぐ形で
この業界へ。珍しい、高価な素材をふんだんに使う彼の
デザインする家具はかなり高かったようだ。
詳しい彼の家具に関しては→こちらへ

リュールマンのデイ・ベッドの脚の部分。
無垢のブナで心材をそこへ厚めのマカサー・エボニーのべニアを
木目を縦に張ってある。どうやら使っている接着剤は動物系の
膠と思われるもの。
厚めのべニアは、バンド・ソーで切り出さなければいけない。
そこへ鉋をかけるのだが、向きを間違うと、木目が起き、その後
サンディング・ペーパーをかけても、取り除くことが出来ない傷が
厚めのべニアは、バンド・ソーで切り出さなければいけない。
そこへ鉋をかけるのだが、向きを間違うと、木目が起き、その後
サンディング・ペーパーをかけても、取り除くことが出来ない傷が
« Lignum Vitae | トップページ | 働く椅子 »
コメント