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2014/01/18

Partridgewood

ヤマウズラの木

Dscf2127

ヤマウズラの木と呼ばれる材。

中南米産の材で、北はカリビア海のキューバから、ブラジル
パラグアイまでの東海岸沿いの国々で育つ。
同地域で取れる、ローズ・ウッドなどと同じマメ科に属する。

ブラウン・エボニーとも呼ばれる、この木。切ったばかりの新材
は赤茶、紫とも形容のしがたい色。そこに、ヤマウズラの木と
呼ばれるようになったその独特な木目模様。切り方によって
様々な顔を見せる。

現地では船の建造に使われるような木材で、英国の家具史に
登場するのは17世紀末と、18世紀末の2回。

17世紀末のパートリッジウッドを使った例と言うのは、少ない
のかあまり見かけることが無い。

その反面、18世紀末から19世紀初頭にかけての、シェラトン、
リージェンシー期にはいくつかの例が見られる。

Dscf2125

リージェンシー期のキャビネットの引き出し。独特の木目の
パートリッジウッドのべニアが使われている。

Dscf2124

側面はまた違う顔を出す。

しかし、ヴィクトリアん時代も中期以降はあまり見られなくなる。

何故か??

アメリカの独立以降、メキシコを筆頭に、南アメリカでは次々に
植民地からの独立が相次ぐ。それによって、貿易の仕方が
変わったのか、もしくは、俗に言う、エギゾチックなべニアの
人気が落ちた、中流階級の増加に伴うやや廉価な家具の需要
の増加なのか??

恐らくはいくつかの理由の複合なのだろうが、世界の覇者で
あった英国。となると、理由はむしろ国内側の問題ではないか
と思われる。

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