Patera
パテラ
もともとは古代ローマ人が使っていた、金属製のお供え用や
飲料用に使うボウルの事を指していたようだが、それが転じて、
建築物や家具などで使われる円形や楕円形の装飾の事を
指すようになったようだ。
それ以外にも、メダリオンやロゼッタ、呼び方も色々あり、
どれがどれとキチッと定義することは難しいようだ。
真鍮鋳造製の物。オリジナルの物から、型を起こして
作られたリプロダクション。こういう物が買えるのが
イギリスである。
さて、金属製は、型を取れば、ある程度いくつでも同じ物が
簡単に作ることが出来る。さて、木製の場合は。
彫刻で彫っていくか、上の写真のように挽物で、引いていく
ことになる。
3㎝少しの直径。オーク製。物が小さいだけに、MDFに
新聞紙一枚挿んで、膠で貼り付け旋盤に固定してある。
切り離した、パテラ。一番右はサンプルで作った、
ポリエスター系のパテで作ったもの。
椅子の背中の装飾の一つ。
某由緒あるホールの椅子なのだが、一番最初のオリジナルは
19世紀前半の物、そして19世紀後半、20世紀と2回、同じ
デザインのリプロダクションが追加されていて、全部で100脚以上
はあるか。
一脚に付5個のパテラが使われていて、オリジナルの物は結構
サイズがバラバラ。一つ一つ手で挽いたことが伺える。同じ物を
数百個挽くのに、上の写真のクラッチ・ストックの様な鉄製の
飲料用に使うボウルの事を指していたようだが、それが転じて、
建築物や家具などで使われる円形や楕円形の装飾の事を
指すようになったようだ。

それ以外にも、メダリオンやロゼッタ、呼び方も色々あり、
どれがどれとキチッと定義することは難しいようだ。

真鍮鋳造製の物。オリジナルの物から、型を起こして
作られたリプロダクション。こういう物が買えるのが
イギリスである。
さて、金属製は、型を取れば、ある程度いくつでも同じ物が
簡単に作ることが出来る。さて、木製の場合は。

彫刻で彫っていくか、上の写真のように挽物で、引いていく
ことになる。
3㎝少しの直径。オーク製。物が小さいだけに、MDFに
新聞紙一枚挿んで、膠で貼り付け旋盤に固定してある。

切り離した、パテラ。一番右はサンプルで作った、
ポリエスター系のパテで作ったもの。

椅子の背中の装飾の一つ。
某由緒あるホールの椅子なのだが、一番最初のオリジナルは
19世紀前半の物、そして19世紀後半、20世紀と2回、同じ
デザインのリプロダクションが追加されていて、全部で100脚以上
はあるか。

一脚に付5個のパテラが使われていて、オリジナルの物は結構
サイズがバラバラ。一つ一つ手で挽いたことが伺える。同じ物を
数百個挽くのに、上の写真のクラッチ・ストックの様な鉄製の
る人間が、延々これを挽いていたのだろうが、まったくもって
気の長くなる仕事である。
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