Tambour
タンブラー(蛇腹?)
タンブラーと言う構造がある。
日本語で言うと、蛇腹にでもなるのか? しかし、よく言う蛇腹状
のシャッターと言うとアコーディオンの様なジグザグ構造を指す
のかなと思うのだが。
ここでいうタンブラーは細い木製の桟を並べたものの後ろ側を
キャンバスなどに貼り付けた物のことを言う。
40本のマホガニーの桟が並ぶ表側。フィニッシュが施され、
ワックスで仕上げてある。
裏側はと言うと、一枚のキャンバス地の生地が膠で貼り付け
てある。膠は通常より弱い物。桟の裏側にはギザギザの歯を
持つツゥーシング・プレーンでひっかき傷がつけてある。
日本語で言うと、蛇腹にでもなるのか? しかし、よく言う蛇腹状
のシャッターと言うとアコーディオンの様なジグザグ構造を指す
のかなと思うのだが。
ここでいうタンブラーは細い木製の桟を並べたものの後ろ側を
キャンバスなどに貼り付けた物のことを言う。

40本のマホガニーの桟が並ぶ表側。フィニッシュが施され、
ワックスで仕上げてある。
裏側はと言うと、一枚のキャンバス地の生地が膠で貼り付け
てある。膠は通常より弱い物。桟の裏側にはギザギザの歯を
持つツゥーシング・プレーンでひっかき傷がつけてある。
キー(Key)と呼ばれ、膠の食いつきを良くするために良く
使われる方法である。
平らな板に、並べた桟を囲むように、仕切りを作り、生地を
張る時に、桟が動かないようにする。桟同士の間に隙間が
空きすぎると動きにむらが出て、そこからまたキャンバスが
裂けてしまったり、桟がはずれてしまう可能性がある。
桟の間には、蝋を塗っておき、お互いの桟がはみ出た膠で
くっついてしまうのを防ぐ。
意外と難儀なのは、この貼り直した扉を組み込む事。裏板を
外して後ろからスライドしていれるものもあるし、中の仕切り板
を外さなければいけないものもあり、一様では無かったりする。
タンブラー構造の扉と言うのは、18世紀の中頃にフランスで流行り、
その流れで、世紀末頃にはイギリスや、オランダの家具で見かける。
フランス物ではロールトップ・デスクの様な大きい物か、小さな
サイド・テーブルの様なキャビネットの前扉。オランダでは
デミルーンと呼ばれる半円状のサイド・テーブルに多く見られる。
イギリスではどちらかというと、フランス的な小さな家具に使われ
ることが多かったようだ。
使われる方法である。

平らな板に、並べた桟を囲むように、仕切りを作り、生地を
張る時に、桟が動かないようにする。桟同士の間に隙間が
空きすぎると動きにむらが出て、そこからまたキャンバスが
裂けてしまったり、桟がはずれてしまう可能性がある。
桟の間には、蝋を塗っておき、お互いの桟がはみ出た膠で
くっついてしまうのを防ぐ。

意外と難儀なのは、この貼り直した扉を組み込む事。裏板を
外して後ろからスライドしていれるものもあるし、中の仕切り板
を外さなければいけないものもあり、一様では無かったりする。
タンブラー構造の扉と言うのは、18世紀の中頃にフランスで流行り、
その流れで、世紀末頃にはイギリスや、オランダの家具で見かける。
フランス物ではロールトップ・デスクの様な大きい物か、小さな
サイド・テーブルの様なキャビネットの前扉。オランダでは
デミルーンと呼ばれる半円状のサイド・テーブルに多く見られる。
イギリスではどちらかというと、フランス的な小さな家具に使われ
ることが多かったようだ。
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