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2014/06/02

寄木細工卓上箪笥

Japanese Parquetry Desk-Top Chest of Drawers

英国の骨董市に行くと、比較的見かけることの多い、日本製の
寄木細工で装飾された家具。

Dscf2586

殆どが、明治以降にお土産として持って帰って来られたもの
だろう。漆塗りの物と並行して、この寄木細工の物もお土産とし

て、かなり人気だったことが伺える。

この卓上箪笥、20㎝あまりの小さなもの。
引き出しの前面には、様々な文様の寄木が貼られている。厚み
は1㎜前後。このズク(ヅク)が鉋で削られて出来たものなのかは
不明。箱根で鉋を使ってズク(ヅク)を削りだすようになったのは
1880年頃と言ううから、この箪笥はそれ以前、もしくはそれ位の
頃に作られたのだろう。

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毘沙門亀甲文や市松文。

伝統的な文様は呼び方が難しい。

気になるのは。どのような仕上げをしていたかと言う事。木目の
色や質感を生かすために染色はしていないはずで、そうすると
どのようにして表面をコーティングしていたかと言うのはいつも
思う疑問。

可能性があるのは、拭漆、ワックス、何もしないという3つだろう。
感じとしてはワックスの様な感じがするが、、、、。

Dscf2597

サイドは乱張り。クロガキにケヤキと言うのは、よく見られる乱張り
のパターンだが、これにはクルミや樺の様な材も使われている。

Dscf2600

引き出しの内側はホオ材。角はマイター接合。恐らくいも剥ぎ。

寄木に使われている材が全部わかれば
もっと面白いのだが、流石にいくつかは小さすぎてわからない。

構造材はヒノキ。
中には鉛筆書きでサインが、これも読めず、、、。
Dscf2606

寄木細工では金子コレクションが有名だが、個人的にはもっと
もっと研究されるべきサブジェクトではないかと思うのだが。








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