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2014/08/19

Made in occupied Japan

連合国軍占領下の日本製

Pic04
先日の69回目の敗戦(終戦)記念日。

海外に住んでいると、こういう大事な日が、ただの一日として過ぎていくことが、時々あったりする。そんなときにふと見かけた、この小箱。

今では、すっかり吸う人の少なくなった煙草のディスペンサーなのだが、蓋の内側に「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の文字。

1945年8月15日の敗戦後、1947年からGHQの指令によって輸出をする全ての物に付けることを義務付けられたこの「占領下日本製」。

輸出奨励は経済復興策の一つであり、陶磁器やカメラなどにこのスタンプが押されたものが多く存在する。

そして、この煙草ディスペンサーもその一端を担う商品で、陶器製、金属製、そしてこの木製などが作られた。

Pic07
灰皿も付属のこのディスペンサー。よく見ると寄木細工で装飾されている。ズクは、紙厚のように至って薄い。

恐らくは、戦前から輸出品として人気のあった物で、戦後の物資不足の中でかろうじて作れるものが、その当時の占領下の日本製のの文字を背負った物たちだったに違いない。

Pic02
蓋表には富士山がマーケトリーで描かれている。

Tb92335l違うディスペンサーにも寄木細工が。


基本的に輸出品であるため、日本国内では見ることがあまりない物達。

しかし、こういう物を海外で、ふと見かけると自分が日本人であることを強く、背筋が伸びるような意識にさせられてしまうのは私だけだろうか。


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