« 洋家具雑考 その1 | トップページ | リニューアル・オープン!! »

2014/10/30

Folding Stool

折り畳み式スツール

この間、イケアで見かけた、一品。台所用のステップ・スツール。折り畳み式。

Bekvamstepladdersteps__0120314_pe27
個人的に買おうとは思わないが、悪くないデザインである。

Dscf3331

このデザイン、実は昔から存在する。上の写真はエドワーディアン期位のステップ・スツール。ビクトリアン後期に一世を風靡した、ステップ・ラダーの小型バージョンにも見えたりする。

Us2866170
この上のタイプのステップ・ラダー、"Lattistep"と呼ばれるハザリー・ステップ・ワーク社の物。その会社の創業者でもあるジョーンズ氏が1885年に特許を取っている。

ステップ・ラダーは持ち運びをする為の物であるので、軽くなくてはいけないが、構造的にもしっかりしないと、不安定でぐらぐらしてしまう。そこのメインの機能性を向上させたのがこの「ラティステップ」だという。

基本的な構造が全て木製であると言う事を考慮すると、本当によく出来ているデザインである。強度的にも問題ないので、いまだに現役で使われている物を良く見かける。


Dscf3365
必ず、この鋳物製の金具が目印になっている。古い物は、もう立派なアンティークである。

さて、フォールディング・スツール。

Dscf3334

持ち運びやす
さの為、一番上の天板にはハンドル用の穴が。子のスツールの何が凄い所かと言うと、折りたたんで持って手に下げた時ののバランスが秀逸な事。

Dscf3340
天板はマカンバ、それ以外の踏板はマホガニー、それを支える両脇の板はオーク製。後ろの斜めに通した筋違はブナ製だったりする。それに鉄製のストラップ。

恐らく、どのパーツ化は摩耗や破損により取り替えられたものかもしれない。

また、そもそも製品として、作って売られたものなのか、誰かのDIYで作ったものなのかもわからない。

鉄製のストラップが緑の塗装で塗られていたのがかろうじてわかるぐらい。

Dscf3335
このステップ・スツールをも見た時に、「用の美」と言う言葉を思い出した。


民藝運動の故柳宗悦氏の言葉である。


凄く感覚的な言葉。


上手く説明は出来ないが、そういう物を見た時にこれがそうなのかなと思う時がある。


「用の美」である。















« 洋家具雑考 その1 | トップページ | リニューアル・オープン!! »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Folding Stool:

« 洋家具雑考 その1 | トップページ | リニューアル・オープン!! »

フォト

instagram

2024年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ