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2015/05/21

Trophy of Arms

武器のトロフィー (訳:グーグル翻訳)

トロフィー・オブ・アームスと呼ばれる装飾がある。

元々は戦いの後、捕まえた敵から奪った武器を集めた物の事を呼んだようだが、それが転じて勝利や軍事力の誇示を表す装飾になったようだ。

古代ギリシャやローマ時代から人気のテーマだったようだ。

Hadrianeum1

映画「テルマエ・ロマエ」で市村正親が演じるハドリアヌスの為に建てられた、アドリアーノ神殿にあるトロフィー・オブ・アームス。

パリ近郊にあるフォンテーヌブロー宮殿の即位の間にある室内の装飾にも見ることが出来る。

Fontainebleau2

Fontainebleau1

そのトロフィー・オブ・アームス、家具への装飾となるとあまり多くない。

18世紀中頃に作られた、Vernis Martinと呼ばれる疑似漆で緑に装飾されたファイリング・キャビネット。

Dubois1

Dubois2

家具作家Dubois作。ロンドン、ウォラス・コレクション所蔵。

Commode2

Mount2

トロフィー・オブ・アームスが使われた家具で一番有名なのはBenneman作とされるこのコモド。ブロンズ鋳物に鍍金が施されていて、蛇の髪の毛を持つゴーゴンの盾が追加されている。

この鋳物は19世紀にも多くコピーされたもので、コモドだけではなく他の家具にもつけられていたりする。

Armoire1
この家具の一つの鍍金鋳物飾りの裏に金工家のサインがあり、19世紀の末に作られたことがわかっている。

Dsc00611
明治村に所蔵されるキャビネットに付けられている鋳物飾り。

かなり汚れているが、間違いなく鍍金されているはず。

これは、旧東宮御所、元赤坂離宮にあったもの。

何故、トロフィー・オブ・アームスが装飾に選ばれたのだろうか。御所完成の数年前にあった日露戦争の戦勝記念だったのだろうか。この当時のフランスの家具作家は意外に色々な所にサインをしていたりするので、全ての鋳物飾りを外してみると何かわかるかもしれないなあと思ったりする。

Dsc00491








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