LV Steamer Trunk
ルイ・ヴィトン製スティーマー・トランク
嫌にでかいトランク。ちょっと前のインテリア雑誌でソファ・テーブル代わりに使っているのを見たことがある。
表面にはあの"LV"のモノグラム。そう、ルイ・ヴィトンのスティーマー・トランクと呼ばれているものである。
スティーマー・シップと呼ばれる蒸気機関客船に持ち込むように作られた、大型のトランク。1880年頃から1920年ぐらいにかけて多く作られたようだ。
あのタイタニックを想像してもらえれば、その当時の豪華客船をイメージ出来るか。
船に持ち込む事を想定してか、耐水対策として底は鉛板が張られている。角に4つついているキャスターは木製。多分、世界で一番重い木リグナム・ヴァイタで挽いたものだと思われる。
中には、シリアル・ナンバーの書かれている紙製のラベル。
シリアル・ナンバーから1890年代に作られたことがわかる。パリの住所、1 Rue Scribeは1871年から、1914年までの本店の住所。1885年にロンドンに支店を出しているが、454 Strandは1890年頃の出店。
品質に対する自信の表れか至る所にルイ・ヴィトンが、、、、。鋲やハンドル金具、錠、、、、、。
やはり、ヴィトンは、ヴィトンである。
やはり、ヴィトンは、ヴィトンである。
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