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2016/04/13

象牙よ、何処へ?

Where is "ivory" going?

ここ数年、世界的な象牙の取引については、国こそ違えども、基本的には廃止の方向ですったもんだしてきた。

アンティーク業界でも、古い象牙製品に関してどのような基準で、「これは大丈夫、これはダメ。」と線を引くのかが様々で、日本とイギリスの解釈は違うようです。

イギリスでは1947年を基準にこれ以前に作られた物に関しては、まだ国内で取引が条件付きで出来るのですが、アメリカなどでは狂人的にすべての象牙は売買禁止。(その割には、狩りでアフリカに行き、自分で仕留めた象の象牙は2本まで持ち帰ることが許されているという不思議な国。)

条件付きで許されているとはいえ、オークション・ハウスが象牙の含まれたものを出品するのは御法度。

江戸時代から、象牙細工は一つのお家芸になっている日本。その和物が多く、存在するイギリス。オークションに出品前に象牙部を取り替えて欲しいなんて依頼が来たりします。

Dsc02061

江戸後期、もしくは明治に作られた遠眼鏡。
蛇腹式になっている円柱の筒を伸ばして遠くを見る今で言う望遠鏡。

上は、その箱に付いているパーツ。箱の上に開いている穴に嵌め込みます。底に棒が刺さり、望遠鏡を固定出来るようになっている。


Dsc02063

右がオリジナルの象牙で、左が黄楊で作った物。

直径3㎝程のかなり小さな物。本当に、昔の技術力には頭が下がる。こんな精巧なものを電気が無い時代にどうやって挽いたのだろう、と考えてしまう。

Dsc02059

上の様に嵌め込んである。

オランダ製の模倣から始まり、国産品が誕生したといわれる遠眼鏡。






本当に象牙はこれからどうなるのやら。

保護する事と、昔の象牙細工を破棄することは繋がってないと思うのだが。

ねぇ、、、。
 

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