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2016/06/05

カキノキ属

Diospyros

Dsc02701
和物の箪笥。

大正から、昭和の初めにかけてだろうか。

材にはクロガキが使われている。

Regsec1

イギリスは、ジョージ3世の時代に作られた、スクレテール(Secretaire)・キャビネット。フランス語だが、イギリスでもそのまま使われている。ただし、読み方は英語読みだが。

シェラトン様式で1800年頃に作られたのだろうと思う。材はマカサー・エボニー(Macassar EbonyMakassarとも書くようだ、ちなみにこれも英国人読み、マッカサルが正式か??)。インドネシアのマカサーの港から輸出されたことに由来する。

あまりにも似た木目。濃いと薄いのコントラスト。



調べてみると、両方ともカキノキ属に属する、いわゆる親戚の木。似ていて当然か。


クロガキはDiospyros kaki、マカサー・エボニーはDiospyros celebica





1787年のフランス革命から1814年のウィーン条約の締結までの本国のドタバタによりオランダ東インド会社が、路頭に迷っていた頃。(日本の出島への定期船も、自社の船が出せず第三国のアメリカ船に頼らざるをえなかった)

ライバルのイギリス東インド会社が、その混乱の隙に乗じて、その地域での覇権を広げていたその時代に多く輸入されたものだろう。丁度、リージェンシーの時代に多くマカサー・エボニーのべニアが使われた家具が存在する。


そして、そのべニアがまた流行になったのが、アールデコの時代。そんな感じで作られたのが、一番上のクロガキの箪笥。


そういわれると、ところどころにアールデコっぽい感じがあるような、ないような、、、、。





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