« MODEL 'PJ-SI-29-A' | トップページ | Malachite »

2016/09/11

Indian Silver Chair

インドの銀張りの椅子

何故かまた、インドが続いてしまった、、、。

Dsc03686

インド製の椅子。

イギリスのインド統治の名残か、イギリスの19世紀初頭のリージェンシー様式のデザイン。1920年頃から流行り出したといわれる。

元々、銀はインドとは切っても切れない関係。日本の石見銀山の銀もインドに多く運ばれている。

ただ、インドは銀の産地としては目立った存在ではない。スペイン領であったメキシコでの銀山の発見が、その当時の世界経済に大きく関与した。その後のチリやアメリカ、オーストラリア等での産出。どこからインドに多く輸出されたのだろうか。


椅子等の家具を銀の平板で覆い装飾をしていく方法は、ヨーロッパではルイ14世の時代に多く見られたが、インドで現れたのは18世紀の終わり頃の様子。マハラジャが権威の象徴の玉座として銀張りの椅子を作らせ始めたようだ。

最初は、インド風の椅子が使われていたのだが、イギリス東インド会社の存在が大きくなっていったせいか、徐々にイギリス風の椅子になっていく。

材はローズ・ウッド。特注品だけあって豪華絢爛の一言。

Made in Indiaの最高級品と言うべき物か。

Arm

その19世紀のアームチェアのアームの部分。

これはおそらく銀製だと思われる。



イギリス統治後もこの傾向は続き、国内生産だけでなく、デザインをヨーロッパの一流のシルバースミスに送り、作らせたりしている。

Amaharajassilverbed

ちなみに上のベッドは、フランス製。ローズ・ウッドの躯体に銀で装飾されている。



さて、一番上の写真の椅子は1920年頃に作られた物のリプロダクションと思われる。サーチすると、いまだに同じような椅子をインドで作られ、売られているので年代ははっきりとはしないが、元オーナーの話を信じるとすると1960年頃の物のようだ。

横から見ると、


Dsc03690

背ずりの重心が、後ろ脚より後ろにあるのがわかる。深く寄りかかると多分ひっくり返るのでないかと思うぐらい。

ウェディング用の椅子と言われるだけあって、昔のダイニングチェアのように、背筋をピンとしてという座り方の椅子なのだろう。

Dsc03699

材はローズ・ウッドというよりはローズ・ウッド系。堅い材。

エンボス加工された平板。


Dsc03694

平板は、決して厚くはないが、アルミフォイルよりは厚いか。

接着剤と釘で止まっている。

Dsc03695




きちっと調べたわけではないが、この金属、銀色だが銀ではなさそう。

私自身は、どうも、ニッケル・シルバーではないかと疑っている。

洋白と呼ばれ、銅を主成分とする金属。500円玉の色である。本来は、蛍光X線で調べると一発なのだが、そこまでは出来ず、、、、。


いつか機会があったら是非調べてみたいと思うのである。





« MODEL 'PJ-SI-29-A' | トップページ | Malachite »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Indian Silver Chair:

« MODEL 'PJ-SI-29-A' | トップページ | Malachite »

フォト

instagram

2024年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ