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2017/04/02

The End of one era or the beginning of another、、、

一つの時代の終わり、もしくは、、、、?

先月、2大オークション・ハウスの1つクリスティーズが、ロンドンに2つあるうちの一つサウス・ケンジントン支店(CSK、通称サウスケン)を今年の終わりに閉店させる発表をした。

Christiessouthkensington2283ne08031

今の仕事にかかわり始めた頃、20年以上も前になるが、その頃は4大オークションが群雄割拠委していた時代。現在の2大オークションのもう一つとして残るサザビーズ。その2つにボナムとフィリップスを加えた4社がビッグ・フォーだった。

それぞれのオークション・ハウスが、総合商社のように、あらゆる分野のアートを同じようなタイトルを冠しオークションを行っていた時代。それだけ、売る人も買う人も多くいたということなのだろう。



様相が変わったのはいつ頃からだったのだろう。

サザビーズがアメリカの会社になり、ロンドンの支店を閉鎖。

フィリップスも、フランスの会社になり、営業不振によりロンドン支店がボナムに併合。


ボナム、そして今ではロシア資本のフィリップスも、売り上げの悪い部署を閉鎖。総合オークション・ハウスとして、生き残ったのは先の2社だけ。

専門の家具で言うならば、20世紀以前の俗にいうアンティーク家具を扱っているのは2大オークション・ハウスのサザビーズとクリスティーズだけである。



元々サウスケン、メインのロンドン本店であるキング・ストリート本店より、質、価値が落ちる物を扱っていた所。

その分、庶民向けで、ここのところ「インテリアズ」と冠するライフ・スタイルを丸ごと提案をするような、家具、絵画、陶磁器、照明等、時代、国を問わずの何でもありのオークションで新しい層を開拓していたサウスケン。

業界でもびっくりなニュースで、これという明確な理由はどこにも述べられていない。


考えるに、

イギリスがEU脱退を決めたことにより、単一市場としてのメリット、EU内の国から国へ移動する際の関税の免除がどうなるか分からない故か。もしくは、人件費による圧迫によりインターネット上のオンライン・オークションへの移行か。

2016年の全世界のアートの売り上げは前年より下がり、全売り上げの10パーセントはオンラインによるものという。

カタログの為に写真を撮り、印刷。下見会の為の準備。そのための人件費を考えると、1万ポンドぐらいのある程度安い物では、仮に売れたとしても大した利益は残らないということなのだろう。



あまり、オークションという制度自体に馴染みのない日本の人達。

個人的にはやっぱり、実物を見ないとちょっとと思ってしまう。

でも、だからこそ名のあるオークション・ハウスで買うということなのだろうか。





まあ、どちらにしても私にはあまり関係ないことなのだろうが、、、、。





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