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2017/06/25

特集 輸出家具・室内装飾品

Export Furniture and Interior Decoration issue

家具道具室内史学会の2017年度の学会誌が発行された。


特集は、


「輸出家具・室内装飾品」


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古い時代から、朝鮮半島や中国大陸の国々とは交易が行われてきたが、輸出品として家具というカテゴリーに類するのは、屏風や硯箱、盆などの比較的日本国内向けの物と同形式の物であった。


それが大きく変化するのは、ポルトガル人の種子島への鉄砲の伝来以降、ヨーロッパの国々との貿易を開始したあたりからだ。


まず、目を付けられたのは漆器。南蛮貿易の名の下、国内の需要と全く違う輸出用の物が多く作られた。


直ぐ鎖国時代に入り、公な貿易は限定されたこともあって、輸出品は細々と作られたにすぎないが、明治以降、国策として工芸品の輸出は大きなウエイトを占めることになる。


が、なんせ輸出用故に国内に現存するものも少ないく、尚且つ日本人の趣味に合わないことから、長い間、家具史や工芸史から見逃されてきた経緯がある。


そのようなマイナーなジャンルを、特集に掲げた家具道具室内史学会に拍手‼


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内容は、多岐に渡る。


輸出漆工品にはじまり、寄木細工、柴山細工。こてこての彫刻家具。驚くことに日本の形式の箪笥、仙台箪笥も多く輸出されたという。さらに七宝や絨毯とありあらゆる調度品に及ぶ。

その中でも、面白かったのはデンマーク・コペンハーゲンの邸宅で使われていた日本製の金唐革紙の話。要旨のみ日本語で、本文は英語のみなのだが、分析調査も含め興味深い内容だった。


興味のある方は、是非一読を。
こちらまで




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