Upcycling
アップサイクリング
最近、アップサイクリングという言葉を、よく聞く。
リサイクルの上らしく、不要な物に手を加えて、付加価値を付けさらに良くする、高く売るという事のようだ。
家具に関して言うと、ただ色が塗ってあって「シャビーシック」調になっているものぐらいしか見当たらない。
某オークションで見た家具。
フランスの家具、18世紀の終わり頃。家具作家は、アダム・ウェイズウェイラー。あのマリー・アントワネットにも家具を納品している、王室御用達である。
表面は、日本の漆塗り。
さて、その頃日本は鎖国中。
どうやって作られたのだろう。
鎖国以前の日本、ポルトガル人が種子島に鉄砲をもたらし、西洋の国々との貿易が細々と始まった頃。彼らからの特注品で作られたものの中に、コンプトワールと呼ばれる両開きの箪笥がある。
イギリスの、バーリー・ハウスにある、英語ではキャビネット・オン・スタンド呼ばれる一品。
日本で作られたのは、上の部分だけ。金箔張りの下のスタンド部分はイギリスの職人が上に合わせて作った物。
扉を開けてみると、
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