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2018/10/14

Oak Hall Stand

オーク・ホール・スタンド


ホール・スタンドと言われる家具がある。


日本では、玄関にあるのは大概靴箱に相当する、棚であり、家具であるが、一般的に室内で靴を脱がない欧米では、玄関先にホール・スタンドというものを置いていたりする。


男性が帽子を被って外出するのが一般的になる19世紀以降に多く作られたようである。


つまり、帽子や外套をかけるための台。


Dsc06764_2

アンティークの市場では、よく目にするこのホール・スタンド。

濃すぎないオークの色と真鍮の金。ビクトリアン中期に流行したゴシック・リバイバルの流れをくむデザイン。

この頃作られた、新しい国会議事堂の家具とも相通ずるところがある。

Dsc06765

後ろに、メーカーのエナメルのタグが付いている。

Dsc06775


今、現在も
ヒールズ(Heal's)があるトッテナム・コート・ロードにあった家具店シュールブレッド。

生地屋として始まったシュールブレッドも1850年代ぐらいからは、ハロッズのようなデパートとして営業していた。

市場で出回っている同じ型のモデルの数を見ると、かなりの売れ筋商品だった事が判る。

Dsc06768_2


特徴的な真鍮の飾り金具。

他の金具の裏を見てみると、

Dsc06763

S.HALL & SONSと読める。

ホール・アンド・サンズはバーミングハムにあった真鍮屋さん。真鍮金具はそこで作らせた納品させていたようだ。

Shoolbred

1874年のカタログにも、ホール・スタンドは掲載されているが同型はないようだ。

しかし、現物が多く残っているので、こんなバリエーションがあったことがわかる

Shoolbred_hall_stand_as634a012z4

同じデザインの背の高い版。


アンティークには2つと同じものはないといわれるが、吊るしとして売られていたビクトリアン後期の頃の家具には、その頃のベスト・セラーの家具なんかがあったりして、数がいくつも存在するものがあるのである。




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