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2018/11/14

自在置物

Articulated Sculpture


ロンドンの11月は、「
Asian Art in London」としてアジア美術の催し物が多くある。


ほんの一昔前までは、日本美術が幅を利かせてきたが、ここ10年は圧倒的に中国物である。


しかし、2大オークションハウスの一つであるS社が、十数年ぶりに日本美術のオークションを行うなど、少しづつではあるが、市場に回復の兆しが見えるようである。


片や、もう一つのC社。今月末の香港で行われるオークションに、「明治の美意識」と冠し、自在置物を大々的にフィーチャーしている。



Yadogari_3



自在置物、
ウィキペディアによると、日本の金属工芸の一分野。


江戸の中期、武具などの需要が落ちたため、甲冑師等が作り始めたものと言われている。


Carp


1713年の銘が刻まれた清の時代に作られた龍の置物が、現存するものとしては最古とされていて、どうらやもともとの源流は大陸から来たようではある。


江戸の後期には写実性が増し、様々なものが作られる。


昆虫や鳥、蛙や蛇。さらに想像上の動物たちまで。


ほとんどの物は金属製。鉄や銅、銀などが使われる。この自在置物の最大の特徴は、可動部が本物の様に動く事。

Dragon


特に19世紀に入ってからは、ヨーロッパの自然科学の発達とともに、海外にも多く流失し、今では、日本国内ではあまり見ないという事態になっている。


手に取ってみれば、わかるが良く出来ている。

Fish



まさに、ボーイズ・トーイの典型的な物。

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現代の自在置物、ダンゴムシが一時期完売していたことを考えると、江戸、明治の自在置物を欲しくなってしまうのも理解出来る。


オンラインでも見ることのできるカタログで堪能してはいかがでしょう?











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