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2019/12/04

眼鏡ケースか、それとも

Is it a spectacle case or ?

 

眼鏡のケースだと言われた。

 

Dsc08189

 

銅製の躯体。

蝋色漆に青貝細工。典型的な、18世紀後半から輸出され始める出島経由の漆器群の一つ。

 

スリップ=イン方式。

 

Dsc08205

 

良く見ると、

 

Dsc08206

 

縁の漆の剝げた部分に銅色が見える。

 

デザインはいたってシンプル。

 

草花の折枝文様が、表裏とも5つずつ。

 

この群の中で唯一銘が残る「ササヤ」風の感じ。ポイントとしての彩色はあるものの、違う色の青貝をうまく配置しているタイプ。

大陸から来たものの影響。日本の家屋の横からの光(窓からの光)には良く輝く。

 

一方、上からの光(天井からの光)に慣れているヨーロッパ人には、その微妙な違いが見えず、伏彩色を好むようになったのだろう。

 

Dsc08195

Dsc08194

Dsc08193

 

牡丹のような、桜のような、菖蒲のような。

 

デザイン的に、紋切り型で、18世紀後半の銅板プラークの折り枝文様と比べると、写実性に劣る。量産品故か。

 

527633

 

中国では、この蝶番タイプが良く見られるが、日本の物では見たことがない。

これは、木製の躯体に、緑に染めたエイの皮が貼られている。

 

 

調べてみると、東京のたばこと塩の博物館に所蔵されている、同型の物。

ただ、よく見ると小口の形が微妙に違う?

 

Dsc08208

 

ただ、これな葉巻入れとの説明書きがある。

 

 

一方かの大著「ジャパニーズ・エキスポート・ラッカー」には、眼鏡ケースとの記述。

 

Dsc08305

 

果たしてどちらであろうか??

 

 

 

ちなみに、このケースの小口には牡丹が。

 

Dsc08204

 

 

 

 

 

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